Interview

ドクターズインタビュー

院長後藤 文郎

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信頼を1ミリずつ積み重ねていく医療を大切に

信頼を1ミリずつ積み重ねていく医療を大切に

玉出駅(大阪メトロ四つ橋線)から徒歩1分。
この街に開業した後藤文郎院長は、総合診療と感染症内科で培った確かな臨床経験を土台に、内科・発熱外来・訪問診療・美容皮膚科まで幅広く対応するクリニックを立ち上げました。さまざまな経験を重ねたからこそたどり着いたのは、「一度きりの治療」ではなく、「長く続く信頼関係」を大切にする医療でした。
「信頼を1ミリずつ積み重ねていく」その言葉に込められた想いと、地域に根ざした医療へのこれからを伺いました。

医師になるという選択

医師になるという選択

医師を目指したきっかけは何ですか?

私は奈良県五條市で、開業医の家に生まれました。父と祖父が地域医療に携わっており、実家は病院兼の家庭でした。父は産婦人科医で、24時間365日、常に呼び出しがあり仕事をしている様子を見て育ちました。

お父様・お祖父様の背中から、どんな影響を受けましたか?

「大変そうだな」という思いもありましたが、それ以上に印象に残っているのは、その生き様です。命に向き合い続ける姿を、小さい頃からずっと見て育ちました。
医師という職業を特別に意識したというよりも、「自然とこの道を志していた」という感覚です。「いつかは自分も地域医療に貢献したい」その思いは、ずっと心の中にありました。

なぜ大阪・玉出で開業されたのですか?

なぜ大阪・玉出で開業されたのですか?

奈良ではなく大阪を選んだ理由を教えてください

奈良は本当に過疎化が進んでいます。高齢の方が多く、今後さらに人口減少が加速する地域です。一方、大阪市内は若い世代も多く、働き世代から高齢者まで幅広い年代が暮らしています。より多くの方の役に立てる場所で開業したいと考え、大阪を選びました。

玉出を選んだ理由は、駅から徒歩1分という利便性と、地域に根付いた商店街の存在です。働きながら通院される方も多い地域です。そうした多様なライフスタイルに寄り添い、それぞれのニーズに丁寧に応えられる場所だと感じています。

総合診療と感染症内科で培った「診る力」

総合診療と感染症内科で培った「診る力」

医師としての今までの歩みを教えてください

関西医科大学を卒業後、大阪医科薬科大学で初期研修を行い、その後、総合診療科に入局しました。ちょうど感染症内科部門が立ち上がる時期で、その創設にも関わらせていただく機会をいただきました。

大学病院では、免疫が低下している患者さまの細菌感染や真菌感染など、重症の感染症を多く経験しました。
ICTラウンドを通じて多職種と連携しながら、各診療科の感染管理にも携わる中で、感染症を「ひとつの病気」としてではなく、「全体の状態の中で捉える」という視点を学んだように思います。

今までのご経験は、このクリニックでどう活かされていますか?

現在のクリニックでは、ウイルス感染症が中心となります。扱う疾患の種類は異なりますが、感染症を見極めるための考え方や判断の組み立て方は、大学での経験が大きな土台になっています。クリニックでは、大学病院のように時間をかけた精密検査が難しい場面もあります。そのため、問診や病歴の聞き取り、そして診察そのものをより丁寧におこなうことを意識しています。
周囲ではどのような感染症が流行しているのか。
症状はどのような順番で現れたのか。

そうした情報を一つひとつ整理しながら可能性を絞っていく積み重ねが、総合診療科で培ってきた経験の生かしどころだと感じています。

訪問診療で大切にしている「アンテナ」

訪問診療で大切にしている「アンテナ」

訪問診療もご対応されると聞きました

この地域は住宅街も多く、ご高齢の方もたくさんお住まいです。
高齢になると免疫が落ち、日和見感染を起こしやすくなります。予防や早期対応の面で貢献できることは多いと感じています。まだマンパワーは十分ではありませんが、無理のない範囲で少しずつ広げていきたいと考えています。

医師として大切なのは、
常にアンテナを
張り続けることだと思っています。

内科と美容皮膚科を組み合わせた理由

内科と美容皮膚科を組み合わせた理由

なぜ内科と美容皮膚科の両方を掲げておられるのですか?

病気は突然起きるように見えて、実は生活習慣の積み重ねで起きることが多いものです。
私は「治療」だけでなく、健康・予防・生活の質まで含めた医療をご提供したいと考えています。

幅広い年代に医療を届けたいと考えた背景は何ですか?

内科外来はどうしても高齢者中心になります。しかし、保険診療外にも質の高い医療はたくさんあります。美容医療を学ぶことで、より幅広い年代の方に医療を提供できると考えました。

10代から100歳まで
対応できるクリニックを目指しています。

内科医が行う美容医療の強みはどこにありますか?

医療には必ず副作用や有害事象のリスクがあります。美容注射であっても、アレルギー反応や肝機能・腎機能への影響が出ることがあります。その際に内科的に評価・対応できることは大きな強みです。また、生活習慣病で通院している患者さまが「プラスアルファ」の治療を受ける場合、信頼関係があることで安心感が違います。

価格やメニュー設定で意識していることはありますか?

価格はすべて公開しています。何度も通わないと効果が出ない施術はあえておこなっていません。1回、2回で効果を実感できるものを厳選しています。

生活習慣病指導で大切にしていること

生活習慣病指導で大切にしていること

患者さまへの生活指導で心がけていることは何ですか?

生活習慣病の指導というと、「厳しく制限される」「叱られる」というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、当院ではそのような指導はしません。

まずは、患者さまがどのような生活をされているのかを丁寧に伺うことから始めます。

食事の内容、仕事の状況、睡眠時間、ストレスの有無など、その方の背景を理解しないまま改善点だけを指摘しても、長続きしないからです。

生活習慣は長年かけて積み重なったものです。

いきなり完璧を求めるのではなく、できることをひとつずつ、無理のない範囲で修正していくことが大切だと考えています。少しでも前に進めれば、それで十分という診療スタイルですすめています。

一番避けたいのは、
通院をやめてしまうことです。

月に一度でも顔を合わせていれば、一緒に状況を振り返りながら少しずつ改善していくことができます。医師が一方的に指示を出すのではなく、伴走する姿勢を大切にしています。

  • 患者さまを否定しないこと。
  • 安心して本音を話せる雰囲気をつくること。

それが、生活習慣病の診療で最も大切にしている姿勢です。

クリニックの空間づくりとスタッフ教育への想い

クリニックの空間づくりとスタッフ教育への想い

院内づくりで大切にしたことは何ですか?

院内は明るさとアットホーム感を意識しました。木目調の床材を使い、音楽を流し、リカバリー室ではヒーリングミュージックを流しています。
受付もオープンにし、広々とした空間にしました。発熱患者さまの動線は分け、安全面にも配慮しています。

スタッフに最も大切にしてほしいことは何ですか?

スタッフには、「元気で明るく、そして患者さまに寄り添う姿勢」を何より大切にしてほしいと伝えています。

もちろん言葉遣いやマナーも重要ですが、それ以上に大切なのは、患者さまに安心してもらえる空気をつくることだと思っています。体調が悪いときや不安を抱えて来院される方にとって、受付や看護師の第一声はとても大きな意味を持ちます。

医療は人と人との関わりです。

検査や処方だけではなく、「ここに来てよかった」と思ってもらえる体験そのものが医療の一部だと考えています。
形式的な接遇よりも、目の前の患者さまに気持ちを向けること。
しんどい思いをしている方に対して、ほんの少しでも心が軽くなる対応をしてほしい。
それが、スタッフに一番大切にしてほしいことです。

5年後、10年後の目指すクリニック像

5年後、10年後の目指すクリニック像

この街でどのような存在になりたいと考えていますか?

医療は、一度の診療で完結するものではないと感じています。

生活習慣病も感染症も、

在宅医療も、
いずれも日々の積み重ねの中で向き合っていくものです。

だからこそ、一つひとつの診療を丁寧におこないながら、「信頼を1ミリずつ積み重ねていく」という姿勢を大切にしていきたいと考えています。

5年後、10年後に、「困ったらまずここに相談しよう」と自然に思い出していただける存在になれていたら嬉しく思います。

先生の思い出ある「信頼を積み重ねる」とは具体的にどういうことですか?

この街に住んでいる方であれば、「どなたでも名前を知っている」ということ以上に、「何かあったときに安心して頼れる場所」として認識していただけるクリニックでありたいと考えています。

これまで総合診療で培ってきた幅広い視点を生かしながら、地域の皆さまの健康寿命を延ばし、日々の生活の質の向上に少しでも貢献できるよう、これからも歩みを続けていきたいと思っています。

患者さまへのメッセージ

患者さまへのメッセージ

このホームページをご覧の方へメッセージをお願いします

木曜日を除き診療をおこなっております。玉出駅から徒歩1分という立地もあり、できるだけ通いやすい環境を整えたいと考えています。予約制にすることで、待ち時間の負担もできる限り少なくするよう心がけています。

内科診療をはじめ、発熱外来、美容皮膚科、訪問診療まで幅広く対応しておりますが、どの診療であっても大切にしているのは「まずはお話をじっくり伺うこと」です。
「少し気になる」「相談してよいのかわからない」そのような段階でも、どうぞ遠慮なくお越しください。

一度足を運んでいただいた際には、何らかの形で安心してお帰りいただけるよう、丁寧な診療を心がけています。

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